建築でコンピュータ、する?
2024年10月 8日(火) 14:04 JST
今年も恒例のシェルコンテストを行いました。受講生にとっては2回目の作品発表の機会です。
作品 No.1 『スピログラフ』スピログラフは幾何学的な曲線が描ける定規で、歯車状の穴の内側に小さな歯車を付け、ペンで回すと模様が描けるというものです。子供のころに使ったことがある人も多いと思います。この作品はそのスピログラフで描いたような曲線に高さを与えたものです。
オウムガイの殻を再現した作品です。殻の内部は巻貝とは異なり隔壁と呼ばれるもので細かく区切られているそうですが、それもしっかりと表現されていました。
水面上の2点で波を起こした様子を表した作品です。波が重なりも考慮されています。波の中心点や高さの変更もできます。
球の中で球を転がしたときの定点の軌跡で、球の経線上と赤道上で内サイクロイドを描くとこのようになるようです。非常に複雑な式で表現されていました。
そして最後に今回の優秀賞です。大きな球に小さな球が衝突したときの波形を表しています。変数で衝突する物体の球の数や勢いを変えられます。小さな球の位置はランダムですが、PCの時計の秒を取得してSeed値とするなど細かな工夫がされていました。
これまでは直線的なものしか作れませんでしたが、前回扱った配列や媒介変数を用いると柔らかな曲面をモデリングすることができます。シェルコンテストが終わり、講習会も折り返しになります。受講生はスクリプト言語で形状をモデリングすることにも慣れてきたのではないでしょうか。7月10日には講習で学んだ成果を披露するGDL運動会がありますので、それに向けてこれからも頑張っていきましょう。