建築でコンピュータ、する?
2023年6月 4日(日) 22:09 JST
動画デモページに、テンセグリティの物理エンジンでのシミュレーション その2を追加しました。 このデモでは、その1(その2の下の動画です)のシミュレーションプログラムを改良したものによって、イルミネーションコンテストの台座の挙動をシミュレーションしたものです。改良したプログラムでは、CAD定義した閉じたポリゴンから、それをもとにしたテンセグリティ形状を生成し、形状実現性をシミュレーションすることができるようになっています。複雑な形のテンセグリティを生成、シミュレーションしたデモも近いうちにお見せできればと考えています。
前回の更新からかなり時間が経過してしまいましたが、アルゴリズムによる街並みの生成のページを更新しました。「研究が終わってしまったのか?」と思われた方もいらっしゃったでしょう。
現在も、こちらの研究テーマについては鋭意取り組んでいます。ビジュアルが整い次第、更新していきますので、引き続きお立ち寄りください。
アルゴリズムによる街並み生成 へのリンク
またポスターについても更新しましたので、こちらよりご覧ください。
11/28~30に大阪で開催されたICAT2011のポスターセッションに参加してきました。当研究室からは、
・A Web Application for an Imterior-Design Simulator using Augmented Reality ・Landscape Simulation in Outdoor Settings using Stereoscopic Augmented Realityと題した、AR関連の研究報告を2点展示しました。
簡単に内容を紹介しますと、前者はARインテリアシミュレータのWebアプリケーションの開発報告です。自分で撮った写真をアップロードすることで、自分の部屋にデザイナーズチェアを置くシミュレーションができるというアプリケーションを開発し、評価実験の結果について報告しました。近日中にWebアプリケーションの公開を予定しておりますので、その際にはまたアナウンスさせて頂きます。後者は、AR景観シミュレータの開発報告です。このシミュレータでは、GPSとセンサを用いることで、屋外空間で実寸大の建造物を扱った景観シミュレーションを実現しました。 展示したポスターは研究パンフレット等ダウンロードのページにありますので、ご覧頂けると嬉しいです。
学会では発表内容・プレゼンテーションのどちらの面でも刺激的な発表がいくつもあり、非常に勉強になりました。当研究室では、建築分野だけではなく情報処理分野などの技術も取り扱っているので、今後も様々な分野に研究成果を発表し、研究を盛り上げていきたいと考えています。
動画デモページに、テンセグリティの物理エンジンでのシミュレーションの動画を追加しました。このデモでは、物理エンジンPhysX上で、12本のロッドからなるテンセグリティの挙動をシミュレーションしています。研究室にはこのデモと同じく12本のロッドからなるテンセグリティがありますが、実物もデモと同じような挙動をするのでしょうか?万一、現物を壊してしまうと面倒なので確かめられませんが、なかなか現実味のある挙動をしているのではないかと思います。いかがでしょうか?
建築物のデジタルアーカイブ化に関する研究の最新の作業状況を更新しました。いよいよ部品構成が最も複雑(だと考えられる)な五層目の模型化・模型検証に挑みます。また、五層目の模型化は今まで利用してきたNCルータではなく、三次元プリンタをメインに利用していこうと考えています。可能な限り、伝統的な設計に近い部品形状(継手仕口など)で模型化を行なっていきたいと考えています。