建築でコンピュータ、する?
2021年1月26日(火) 11:17 JST
いよいよ明後日となりました。
鋭意準備中なのでなかなかこちらでの告知が出来ていませんが、オートツールチェンジャー (ATC) によって「ドリルツール」を持つことができるようになったので穴あけの様子を紹介します。動画の最後で、いつもの「丸ノコツール」への持ち替えています。
会場ではツールを変えながら加工する様子をデモ予定です!
本学建築学コースでは、三年生後期に建築情報処理としてC言語を学ぶ講義を開講しています。C言語の基礎からということでint型、float型などの変数と型、if文やforループなどの分岐や制御、関数、と一通りの基本を抑えます。が、それだけではどうしても味気なくなってしまうため、プログラミングで二次元のグラフィクスを描こうというグラフィクス回を設定し、フラクタル図形やローレンツアトラクタ、DLA: Diffusion Limited Aggregation(的なもの、簡単な解説はこちら)、などをプログラムするということをしています。
GDL講習会は2017年度から建築生産設計として講義化しており、こちらの講義は建築情報処理でC言語を学んだ上で三次元モデルをプログラミングでつくる方法や考え方を学ぶということをテーマの一つにしています(他、ArchiCADでBIMの基本を学ぶのもテーマ)。教科書どおり立体トラスまで学んだあとの+αを試行錯誤しているのですが、今年度は建築情報処理のグラフィクス回で扱ったフラクタルを、GDLで三次元化する、というネタをやってみました。今回のGDLメモではこれについて簡単に紹介したいと思います。
8月3日~4日にかけて東京ビックサイトで行われる Maker ムーブメントの祭典、Maker Faire Tokyo 2019 に、 オートツールチェンジャーを搭載したオリジナル五軸加工機 (2019 ver.) を出展いたします。
一昨年、昨年に引き続き三年連続の出展となる今年は、オートツールチェンジャー (ATC) と呼ばれる加工ツールを持ち替える機構付きのモータを搭載することで、丸ノコによる切断、ドリルによる穴あけ、エンドミルによる切削、複数の種類の加工を連続的に行います。
デジタルアーカイブ研究の最初期に作成した五重塔初重模型(1/15スケール)を解体しました。
研究室のデジタルアーカイブ化研究は2005年頃にスタートしていて、この模型は法華経寺五重塔(千葉県市川市)のアーカイブ化研究のなかで、作成した三次元モデルの機構的な正しさを検討するために2008年~2010年度の期間に作成したものです(実はこの模型は二代目で、初重1/4を作成した初代(2007年度)もあります)。