建築でコンピュータ、する?
2024年12月13日(金) 02:06 JST
この秋に制作した「レシプロカル・タワー」ですが、基本ユニットを鉛直軸廻りに90°、4回転させて全体を構成しています。全116個の部材からなり、基本ユニットでみると29種類の部材からなります。
29種類の部材はどれも、普通の製材の両端を切り落とし、木口面と側面に計8個(端の部材は4個)のダボ穴を開けています。こう書くと造作ない加工のように思われますが、両端の切り落としは種類毎にすべて微妙に異なるし、木口面に開くダボ穴は材長方向に平行ですが、側面に開くダボ穴は側面の法線とは一致せず、ペアとなる材の端面の傾きの違いに呼応して微妙な角度の違いがあります。
この写真は、これまで材料実験棟に設置してあったロボット1号機と2号機です。この度、共同研究での使命を終え、新たな職場へと異動になります。
筒状にした六角形メッシュの交点をレシプロカルに部材が組まれるように設計しレシプロカルタワー。オープンラボの室内展示では天井高の制限で、最下段と最上段の部材を付けていませんでしたが、屋外展示向けに残るパーツを取り付け、高さ 3m のタワーを完成させ、移設を行いました。
完成したタワーは、年明け2月頃まで、以下の地図の★のオープンスペースで展示していますので、お近くにお越しになる際にはぜひ見ていってください。予約などは不要です。
今年も多くの方にご来場いただきありがとうございました。続きを読むから是非、オープンラボ(2019 秋)の様子をご覧ください。
2019/11/02 更新
今年のオープンラボは終了しました。多数のご来場ありがとうございました。
毎年恒例のオープンラボを11月2日(土)10:00~16:00に設定しました。年に一度の研究室公開ですのでこの機会に西千葉までぜひお越しください。
当日は千葉大学の学園祭期間中ですので、オープンラボ以外にもいろいろと楽しめます。特に、他大の学生で来夏の院試の受験を考えている方も、この機会を有効活用して研究室を訪問することを強くお勧めしたいと思います。教員だけでなく、院生にもいろいろと話しかけてみてください。
当日の出し物ですが、準備が出来たものからこちらの記事に追記していきます。下の続きを読むのリンクで確認してください。