建築でコンピュータ、する?
2023年9月23日(土) 13:28 JST
オープンキャンパスが終わって、卒論・修論の成果が出るまでにしばらく間がありますので、習作を2例紹介します。
ひとつめは物理演算エンジンです。一部を除いて、建築ではあまり関係のない動力学シミュレーションですが、素通りするのはもったいない注目技術ですのでちょっと触ってみました。
(画像が動画へのリンクになっています)
ペントミノの駒のデータを使い回して床に落としてみました。予想以上に駒が拡散して床が足りなくなったところはご愛敬です。研究室では形状データのローダの関係でOpenSGを使うことが多いので、物理演算エンジンとOpenSGを統合する部分の確認が目的でした。物理エンジンはたくさんありますが調べた範囲※1ではOpenGLとのIFは用意されているので、OpenSGとの統合はどれでも問題なさそうです。
※1Havok, PhysX, Bullet, ODEを調べました。
作ってみるとけっこう発想が広がるもので、研究テーマになりそうなネタをいくつか拾えました。来年の卒業研究、修士研究で導入する計画です。素通りしなくてよかったです(笑)。
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今年も千葉大学大学祭に合わせて、平沢研究室オープンラボ「建築でコンピュータしよう!」を開催しました。多くの方にいらしていただきました。ありがとうございました。
今年度のオープンラボでは、伝統木造建築物をデジタルアーカイブ化する研究での、1/15模型や、飛び出す三次元シアター、複合現実感を応用したインテリアシミュレータや、複合現実感+立体視技術などを体験型の展示で紹介しました。簡単にそれぞれの展示に関して当日の様子と合わせて紹介します。
CEATEC JAPAN 2009(於:幕張メッセ)では3D TVに関するプレゼンがたくさんあったようですね。出不精はいけません、すぐ近くだというのにパスしてしまいました。台風も来ましたしね。
さて、当研究室も3D立体視には力を入れていまして、お手製シルバースクリーンが2つあったり、研究室のメンバーのほぼ全員が交差法をマスターしていたりします。3D立体視そのものは研究に直結しませんが、楽しいプレゼンテーションが出来るので半分遊び気分でいろいろな実験、開発を行っています。
最近、3D立体視に関係するデバイスを数点導入しました。そのうちの一つ、Fuji FinePix REAL FX-3D W1について簡単に紹介しましょう。カメラそのものは富士フイルムのホームページをご覧ください。
2009/11/01 追記
2009/09/25 初稿
多数のご来場ありがとうございました。近日中にレポートを掲載します。展示内容に関する詳細についても紹介する予定です。来年も学園祭にあわせて開催しますのでよろしくお願いします。夏のオープンキャンパス時同時開催の予定については未定です(2009年は開催しませんでした)。
千葉大学学園祭期間中、工学部(有志)ではミニオープンキャンパスを催しています。当研究室の場合は以下のスケジュールです。
日時 10月31日(土) 11:00~16:00
場所 工学部10号館1階会議室
※看板による案内あり。工学部10号館へはこの地図を参考にしてください。
オープンラボなわけですが、当研究室の場合リソースが小部屋に分散していることもあり、今年はちょっと広めの部屋を借りて一カ所にまとめました。研究室の見学そのものはありません(すみません)。
展示予定
●デジタルアーカイブ模型
●建築CGの3D立体表現
●複合/強化現実感アプリケーション
他
2009年度建築学会大会(東北)に総勢?人で参加し発表してきました。 プレゼンテーションで用いたビジュアルから、何点か紹介します。発表したタイトルは このページ の口頭発表の欄をご覧ください。8本ありました。
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