建築でコンピュータ、する?
2025年4月27日(日) 09:03 JST
2010/01/31 更新
SWI-PrologからOpenGLを呼び出す話(Prologは使えるか?)から、はや1年が過ぎてしまいました。Prologは個人の趣味みたいなもので研究ツールにはなっていませんが、近ごろは「AIをやりたい」のようなことをささやく学生がいたりします。もしかしたらPrologが活躍する場面がそのうちあるかもしれないと思い、ときどきリハビリしています。
さて、某センター試験で大学がロックアウトされてしまい※手持ち無沙汰でしたので、久しぶりにSWI-Prologのマニュアルを引っ張り出して眺めていました。するとC++インタフェースもあり、SWI-Prologをエンベッドしてロジックサーバーにできるとも書いてあるので、それらを確かめることにしました。
※研究室に居ることも許されません。致し方ないのかもしれま
せんが、論文提出を間近に控えた学生にはつらい縛りです。
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プロジェクト研究(~2012年3月末予定)実施に伴ない、一時的に研究室を移転しました。移転先へのアクセスはこちらで確認ください。引越しにあわせて、学生机が足りないことが多くなってきたので学生机の製作を行いました。
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近所※1を散歩していましたら気になるものを見つけました。
※1東京ドームシティ
この時期あちこちに電飾が出ていて、どれもまあキレイ...なんですが、これはちょっと違う。もしかしてフラードームなんじゃないの!?とよく見るとフラードームに間違いない。凝ってます。
しばし眺めていると、通り過ぎる老若男女が口々に「きれいだね」、「これすごいね」、「変わっているね」、「こんなのみたことない」と賞賛に次ぐ賞賛。つい『実はこれのフレームはジオデシックドームといいまして、』と勝手に解説したくなりましたが、変なおじさん扱い※2されるのがいやなのでやめておきました。どなたが制作されたか存じませんが、よい作品です。
※2場所柄そういう方も実際いらっしゃいますので(笑)
さて、ぼんやり眺めながら、毎年1年生のセミナーでC60の模型を作ってもらっていることや、つい最近3年生の情報処理で再帰曲線(コッホ曲線等々)の講義をしたことを思いだし、さらにはC60は切頂二十面体なわけですが建築的には外接球の半径を指定して部材を割り付けて構築する方が納めやすくてリーズナブルだろうなあと考えていました。そんなことをつらつら考えていたところ、紙の模型やC60の分子模型を作ったことはあってもジオデシックドームのCGモデルは作ったことがなかったことにまで思い至り、では早速やってみよう、となりました。
建築物のデジタルアーカイブ化に関する研究(こちら)では、商用CAD※1を独自に拡張し、外部の関係データベースにて部品管理をしています。研究開始当初は、CAD内の部品とRDBの部品テーブルの各行を共通のIDを付番して紐付けするのみでしたが、現在は三次元の形状データもRDBに格納しています。下のムービーではRDBから形状データを直接ロードして(CADは必要ありません)五重塔を組み上げています。
※1当研究室ではグラフィソフト社のArchiCADを採用しています。