建築でコンピュータ、する?
2024年9月20日(金) 10:01 JST
GDL講習会の一環として以前、受講生にテーブルを設計してもらいました。(詳しくはこちらから)
それから間は空きましたが先日、その設計案を基にテーブルの制作を行いましたのでその様子をお届けします。
少し時間が空いてしまいましたが、9月に建築学会大会(関東)に参加してきました。今回、本研究室からは5本の発表がありました。プレゼンテーションで用いたビジュアルから、概要を紹介します。発表したタイトルはこちら
をご覧ください。
過去の研究テーマに新しい切り口を与えると、興味の探求はまだ尽きていないことがあります。今回は、そんな研究の振り返りについてご紹介します。
この技法は、数年前に修士の学生にやってもらった研究の産物です。枝の分岐のルールなどを含めた木の成長モデルから生成した仮想丸太から、実際の建築用の素材を切り出したらどうなるか正確にシミュレートするというものでした。
GDL講習会が始まりましたが、第1回からやたらと高度なサンプルが出てきました。毎年講師役は交代するので、担当者が前年に負けまいと頑張るとこういうことがおきます。受講生からみるともしかしたら負担が大きいかもしれませんが、ちょっと無責任ですが、運営責任者からみるととても楽しい状況です。次回以降が楽しみです。
さて、上のアニメーションは第1回のサンプルになっていた木工パズルの嵌合部のアニメーションをOpenSCADで作成したものです。こういうギミック系の納まりはとても楽しいですが、動画で見ると仕組みがよくわかってさらに面白いのではないでしょうか。長くなるので、ソースコードは下の続きを読むリンクを押したら表示されるようにしました。
アニメーション部分を除けば、GDLのスクリプトと大変よく似ていますね。3Dモデリングに必要となる基本的な概念は同じですから、片方を理解できればもう一方も難なく理解できます。いわゆる、つぶしのきく、そういう知識ですので、多くの若者に身につけて欲しいと思います。
2014年度は2名の学生が修士課程を修了しました。それぞれの研究内容を簡単に紹介します。