建築でコンピュータ、する?
2024年9月20日(金) 09:22 JST
本年度のGDL講習会は、GDL教科書を用いてGDLのコマンドについて説明し、例題・課題に取り組むかたちで行っていきます。 各回ごとに講習会で出題した課題とその解答を載せるページを作成していくことにします。進度・内容は昨年度までの講習会と大体同じなので、GDLに興味のある方はぜひ過去のページを参考にしてください。
第1回目の講習では、基本的な図形の作成方法と、座標変換についてのコマンドを扱いました。講習内では例題として「bench」のモデリングを行いました。この例題のポイントは、座標変換(各部材の配置位置指定)のやり方です。こちらのベンチは今年度の木工で製作したものです。
4月開講を予定しています。開講は4/19(金)5限(16時10分から)を予定しています。昨年の講習会の記録はこちらのリンク先から御覧ください。
受講資格者は原則として千葉大学建築学科の4年生としますが、人数の上限(10名程度)に余裕があれば、千葉大学建築学生、同修士、他大学建築学生(修士)、その他社会人の順に受講できるよう対応する予定です。なお、受講者には講習会最後の発表会に出品するところまでやり遂げて頂くという条件を設けているので、昨年の記録などを参考にして受講を希望して下さい。
受講を希望する方は、この記事の「続きを読む」クリックしますと連絡用のメールアドレスが記載されていますので、そちらに連絡下さい。
当研究室で毎年開いているGDL講習会は2013年に10年目を迎えます。節目となる10年目を迎えるにあたり、長らく懸案だったGDL講習会のテキストを執筆しました。既に書店で入手可能です。以下のアマゾンのURLでも発売中です。
Solo版でも動作しますし、GDLそのものがバージョン間の違いが少ないので、旧バージョンのArchiCADでも掲載したスクリプトの大部分がそのまま動作すると思われます。
「やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング」のAmazon取り扱いページへのリンク
今年度もGDL講習会の集大成として、研究室にて作品発表会を行いました。講習生の作品は講習会で扱った内容の応用や、より発展的な手法で作られたものが見られ、過去の作品に負けず劣らず、手の込んだ作品が発表されました。余興として参加した当研究室の修士、博士の学生はGDLだけでなく、C++などの言語を用いたアプリケーションの発表が中心でした。普段行っている建築分野の研究ではあまり見られないアプリケーション、ソフトウェアによるユニークな作品に、良い刺激を受けることができました。
第8回GDL講習会 「c言語を使ってGDLスクリプトを書きだしてみよう-再帰呼び出し編-」 今回はc言語を使ってフラクタルな立体のGDLスクリプトを書きだしました。