建築でコンピュータ、する?
2025年3月16日(日) 22:44 JST
GDLはBASICに似た言語で、比較的簡単に使えるようになりますが、すこし複雑なことをしようとすると返って難しくなることもあります。前回、メビウスの輪を紹介しましたが、これに厚みを持たせようとするとプログラムはすぐに複雑になってしまいます。
厚みを持たせるGDLの書き方は、GDL講習会のこのあたりを参考にしてください。おそらくこの方法でメビウスの輪にも厚みを与えることはできるでしょう。この記事では別の方法でメビウスの輪に厚みを持たせてみようと思います。
掃引という手法があります。用語としてはスイープの方が馴染みがあるかもしれません。GDLにもSWEEPコマンドは用意されていますが、これはXY平面においた図形に掃引するパスを与えることで掃引体を作ります。これを使ってメビウスの輪ができればいいのですが、掃引パスを予め別の場所で計算しておいて、コマンドの引数としてソースにペーストしなければなりません。これは面倒です。GDLのコマンドはこのタイプのものが多く、せっかく便利な機能であってもパラメトリックに取り扱いたいところで使えないことがおおいようです。たとえば、掃引パスの分割を増減して微調整するだけの簡単なこともできません。
そこで、SWEEPコマンドを使わないでメビウスの輪に厚みを持たせる方法を考えてみたいと思います。
GDL講習会のページは多くの方に楽しみにしてもらっているらしく、順調にアクセスが増えています。グラフィソフトの方からも、「西の方面」※で話題になっているという話を聞きました。GDLに関するお問い合わせも多く、長くやっているといろいろとあるもんだなあと感じ入っているところです。
※どのあたりなんでしょうか? > Kさん
さて、GDL講習会のページはあまり長くなると読みにくくなるので適当な分量になるように端折っているわけですが、もう少し詳しく知りたいという要望も届いています。ということで、このたびGDLメモという記事カテゴリを新たに設けました。
とはいうものの、あまり期待させすぎてはいけませんので、のんびりペースでやっていくつもりと初っぱなからいいわけしておきます。