建築でコンピュータ、する?
2024年10月 8日(火) 14:55 JST
GDLでは動画が作れない、そう思っていませんか?こちらの記事ではOpenSCADで組木が組みあがるアニメーションをお見せしました。今回はGDLでのアニメーションについて紹介します。もちろん、決して手軽ではありませんが、ArchiCAD本体とうまくやりとりすることで、GDLスクリプトで動画の作成も可能です。
このアニメーションはArchiCADのフライスルーを使って作っています。ArchiCADでシーンをレンダリングしているので、影やテクスチャなども綺麗に表現できます。詳しくは続きを読むからご覧ください。
不定期記事とはいえ、前回のGDLメモからずいぶん間があいてしまいました。さて、先日紹介させていただいた、GDL教科書のkindle化にあたって、初級編である当教科書では割愛したトピックの記憶が蘇りましたので、ここ、GDLメモで紹介していきたいと思います。今回はパラメータバッファを題材にします。
前回のGDLメモではプリミティブ要素を使った滑らかなモデルの記述の仕方について紹介しました。その中で、厚さのないメビウスの輪をエッジの重複がないようにモデリングすると、不自然な箇所が出てきてしまうことがわかりました。確かに厚さのないものは現実世界には存在しませんから、処理がうまくいかないのでしょう。今回は掃引体を使って厚さのあるメビウスの輪、しかも中身が詰まった滑らかなモデルを描いてみましょう。
今回は前回(こちら)告知したように、プリミティブ要素のコマンドを使って滑らかメビウスの輪を描く方法を紹介したいと思います。初回のGDLメモ(こちら)で紹介したメビウスの輪のモデルが下図左、今回紹介するプリミティブ要素によるメビウスの輪が右のものです。モデルの分割数はともに32分割ですが、今回のものは面と面のつながりがスムーズなのが確認できます。初回のGDLメモではモデリング方法を紹介する中で、レンダリング結果があまりきれいではない理由を分割数が少ないからだけではないとしましたが、もう一つの理由は、法線の定義の仕方にあります。
前回の更新から随分あいてしまいましたが、今回はGDLのプリミティブ要素と呼ばれるコマンド類を使ったモデリングについて紹介したいと思います。
GDLでは、BLOCK、CYLINDをはじめとして沢山の基本形状コマンドが用意されていますがやはりこれらのコマンドを駆使しても描けない(描きにくい)モデルというものは出てきてしまいます。例えば、下のような四面体のコマンドは用意されておらず、単純には描くことはできません。さて、この四面体をモデリングするにはどのような方法があるでしょうか?