建築でコンピュータ、する?
2024年11月 6日(水) 14:56 JST
第2回の課題として受講生には研究室に置くテーブルの設計をしてもらいました。講習会が始まってからまだ2回目で、まだ基本的なコマンドしか扱っていませんが、それぞれ工夫をしてユニークなテーブルを作ってきてくれました。
作品 No.1天板が浮いて見えるデザインが印象的な作品です。2つ組み合わせて使うと現在使っているテーブルと同じ大きさになります。脚の片側にキャスターが付いており、反対側を持ち上げることで簡単に移動ができる工夫がされています。
こちらも2つ組み合わせて使うことを想定しているもので、天板の下の収納スペースとキャスターがついた機能的な設計です。全体的にはシンプルですが脚部が特徴的で、実際の施工も考えて設計していました。
ほぞや栓などを用いた日本建築を思わせるデザインです。キャスターや卓上タップを取り付ける穴といった工夫に加え、なんとこたつにもなるという機能満載の作品です。
今回唯一ガラスなど複数の素材を用いた作品です。棚が鏡になっており、上から見たときに置いたものの裏側まで見えるという仕掛けです。全体が面で構成されていますが、脚部のラインや素材感からとてもシャープな印象を受けます。
そして今回、投票で一位に選ばれたのがこの作品です。複雑な構造を少ないパーツ数で実現している点や現在使っている他のテーブルとのデザイン的な相性が人気の理由でした。
見事一番人気となった作品は細かい修正をしたのち、6月ごろに実際に製作を行う予定です。今回の作品の中には、まだ講習では扱っていないソリッド演算を用いたものや、パラメータを設定し机を分解して構造を説明しやすくしたものなどモデリングに関しての工夫も感じられました。次のシェルコンテストではどのような作品が出てくるのかこれから楽しみです。