建築でコンピュータ、する?
2023年6月 4日(日) 23:35 JST
2012/11/04 更新
2012/10/13 初稿
11月3日(土)に研究室を公開します。今回の研究室公開は千葉大学学祭期間中ですので、学外の方々にも開いています。学祭は3日間ですが、当研究室の公開は一日のみです。スケジュールを調整のうえ、ぜひお越しください。
大変多くの方々にご来場いただきました。どうもありがとうございました。
伝統木造建築のデジタルアーカイブ化に関する研究で、三次元モデルの正しさを検証するために作成したスケール模型の展示を行います。昨年度のオープンキャンパスでは反り屋根までと告知しながらも力及ばす三手先部までの展示となりましたが、今年度は扇垂木四面に加え、桔木や母屋といった小屋組部まで展示いたします。特に小屋組部では、小屋組特有の野物(丸太のような製材されていない部材)にこだわりを持ってモデリング、模型化しています。総部品数1123点からなる精巧な模型を是非ご覧ください。
伝統木造建築はよく釘を使っていない(和釘は使われていますが)と言われますが、その所以が、部品と部品を自在に納める継手仕口という技術にあります。とはいえ、普段はなかなか実物を目にする機会のない継手仕口、皆さんは実際に組んだり外したりしたことはありますでしょうか。今回はご来場の皆様にこの継手仕口の立体パズルにチャレンジしていただこうと考えています。作成・設計している我々もパズルとして成立しているかの判断が難しく、三次元プリンタでの出力の前に、物理演算エンジンでシミュレーションを行い、パズルとして成立するか確認しながら設計を行なっています。作成者も悩ませる継手仕口パズル、チャレンジャーお待ちしております。
左の画像の白い物体は3Dプリンタを使って作成したジオデシックドームです。ジオデシックドームはバックミンスター・フラーによって考案され、モントリオール万博アメリカ館や富士山レーダードーム館など実際の建築構造にも採用されました。そんなジオデシックドームとLED照明装置を組み合わせたオブジェを現在制作中です。当日是非ご覧ください。
現実の部屋にCGのインテリアを配置してシミュレーションをしてみましょう。昨年度のオープンラボでの公開からバージョンアップしたインテリアシミュレータの体験コーナを設置します。ご自身の部屋の写真データを会場にお持ちいただければ、自室でのシミュレーションも可能です。有名デザイナーのあのインテリアをあなたの部屋に。
マーカ(pdfファイル) ←このPDFファイルをプリントしてお部屋の写真を撮影します。できるだけワイド側(28mmぐらいがベスト)がよい具合です。USBメモリー、SDカードなどでご持参ください。
マーカを撮影する際のポイント
(画像クリックで拡大)
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毎年恒例になっている例のアレが、パッシブからアクティブになりました。静止画では表現できないので、なんとなく意味ありげな構造体の図はパッシブのままですが。これは現場でしか実感することはできません!
データベースに記録されたデジタルアーカイブから部品を呼び出してくみ上げるアニメーションをさらに××化しました。このままでも見える人には見えますが、オープンラボでは全員見ることができます。
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なにやら謎のパーツがたくさんあります。少し組みあがっているものがありますね、部品同士がピン留めされていますが、これは建築ではおなじみの○○○ですね!
現在これらを使って建築模型、モックアップを製作中です。一体どのように組みあがるのでしょうか?
当日も3Dのデモンストレーションを兼ねて、これら部品を出力しようと思っています。ご来場のタイミングが良ければ組み上げを体験できるかもしれませんよ!
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