建築でコンピュータ、する?
2024年10月 8日(火) 14:30 JST
2019/11/02 更新
今年のオープンラボは終了しました。多数のご来場ありがとうございました。
毎年恒例のオープンラボを11月2日(土)10:00~16:00に設定しました。年に一度の研究室公開ですのでこの機会に西千葉までぜひお越しください。
当日は千葉大学の学園祭期間中ですので、オープンラボ以外にもいろいろと楽しめます。特に、他大の学生で来夏の院試の受験を考えている方も、この機会を有効活用して研究室を訪問することを強くお勧めしたいと思います。教員だけでなく、院生にもいろいろと話しかけてみてください。
当日の出し物ですが、準備が出来たものからこちらの記事に追記していきます。下の続きを読むのリンクで確認してください。
3軸加工機によって行灯を制作しました。テーマは「唐草」で、唐草模様を数学を用いて表現しています。フィボナッチ数列によるデザインで再帰的に大枠を分割することによって格子を形成しました。さらに、各格子に円弧を描写し、繋ぎ合わせることによって唐草模様の途切れることがない様子を再現しています。幾何学の持つ面白さを感じられる行灯となっていますので是非ご覧になってください。
2014年のオープンラボでデモしたロボット画伯が流行りの人工知能を手に(脳に)帰ってきました。以前のものは単にエッジ抽出処理を行うのみでしたが、今回はセマンティックセグメンテーションと呼ばれる、映るものと形を識別する深層学習を利用し、髪、目、鼻、口、を認識して絵を描きます。ついでにニッコリしたりしょんぼりしたりと適当に表情も変えてくれます。ホワイトボードでなく折り紙に描いてプレゼントしますのでぜひ遊びに来てください。
五軸加工機によるレシプロカル構造のオブジェを展示します。すでに一番上の図で目に付いたと思いますが、これはレシプロカルな正12面体です。また、今年のMaker Faire Tokyo 2019でトライした、鼓状のオブジェを鋭意制作中です。今回は時間的な余裕があるので最後までいけそうな気がしていますが間に合うでしょうか。現在は着々と部材制作を進めているところです。
現在企業と共同で開発している、システムのデモを行います。現状、施工現場での重機配置検討では、二次元図面を利用した検討がされています。このシステムでは、ARを利用して3次元的かつ直感的に重機を配置し、安全性を検討することが可能であるため、より計画に見落としなく検討をすすめることが可能になります。また、難しいパソコンの操作も少なく誰でも直感的に操作できます。
AR技術を応用したピックアップシステムのデモを実施します。今年度の建築学会北陸大会にて発表しました「ロボットを用いた間伐材の高付加価値加工に関する研究」にて用いた、在庫の位置情報を作業者に教示するシステムをバージョンアップさせました。間伐材に限らず応用可能な技術となっております。是非実際に体験して、感想をお聞かせください。