建築でコンピュータ、する?
2025年1月20日(月) 04:23 JST
放送は終わっています
最近は雑誌の取材を受ける頻度が増えていましたが、TVにもちらっと映りました。
本放送はもう終わってしまいましたが、再放送があるようです。12月30日(日)午前11:30~12:00@BSフジ、です。
結構長時間の取材でしたが映っているのは3分ぐらいでした。即席のデモにも関わらず、格好良くロボットの動きを撮っていただけたので感謝です。
この1年は現代の集成材建築を対象とした加工実験に集中していました。ちょうど秋頃の撮影でしたが、伝木を対象とする加工の実験を再開しようと準備を始めた矢先でした。撮影が今時分なら間に合わせでないもっと気合いの入った加工デモになったので、そこは惜しかったと思います。茅追いの加工とか、見応えのあるデモをお見せしたかったところです。番組内でも話題になっていましたが、難しいとされる屋根隅の納まりを旧型の大工ロボットでは実現しています(こちらを参照ください)。旧型では全部で4種類の刃物を持たせました。残念ながら旧型のロボットは別研究に転属になったので今回の撮影では紹介できませんでした。
番組内の説明で「(現在のロボットは)刃物が足りない」といいわけしていますが、現行の大型ロボット用のノミをまだ造っていない※ので、「仕上げは未着手」となったわけです。制御方法そのものは既知ですので、ノミ・ツールを造れば仕上げも現行ロボットで賄えるようになります。
さて、現時点でいくつか刃物は足りないものの、年度内には当研究室専用の屋外展示スペース(あるんです!)でできる範囲のプレゼンをする予定です。お楽しみに。このTV番組で興味を持たれた方はぜひ本学まで見に来てください。JR西千葉歩5分程度の場所にあり、今現在では木造カテナリードームがまだ建っています。
記事「木造ドームを制作しました」へのリンク
このドームを解体(ちょっと惜しい・・・)したのち、伝木の構造体を建てます。
※伝木関係は外部研究費が付いていません。共同研究その他オファーがあるとありがたいです。ノミ・ツールも直ぐに造れます。よろしくお願いします。