2018年6月23日(土) 17:36 JST

2017年度オープンラボのご案内

  • 2017年10月19日(木) 20:16 JST
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多数のご来場ありがとうございました。2017オープンラボは終了しました。


平沢研究室では来る11月4日(土)にオープンラボを行います。オープンラボでは日頃の研究の成果を若干エンタメに振りつつ紹介したいと思います。もちろん、展示に関連した真面目な解説もあります。研究室での活動や雰囲気に直に触れることもできますし、案内役の現役学生に学生生活に関する質問をしてもOKです。どなたでも自由にご覧になることができますので、ぜひお気軽にお越しください。

続きの記事では当日展示予定の内容の一部を紹介します(写真や内容は随時更新していく予定です)。


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3Dプリンタで作る球型パズル

フラードームでおなじみのGeodesic多面体によく似ていますが、面が五角形と六角形で構成されているGoldberg多面体のパズルです。ゴルフボールのような外観をしています。ちなみにGeodesic多面体の各面は三角形です。よく見ると雰囲気が違いますね。パズルは1つ1つのピースが異なる形をしており、見た目より難しいものとなっています。ぜひチャレンジしてみてください!

(2017-10-26)12ピースで球体となるような設計で出力中(写真2枚目)です。ただ、手も足りなければ、そもそものパズルとして難しすぎるかもしれません(笑)。ちょっと簡易にしたものを用意します。


五軸工作機械によるパラメトリックな部品加工

当研究室で開発を進めている五軸工作機械を展示します。現在この五軸工作機械を使って、先日紹介した手作りの倉庫の壁部品を作成しています。この壁部分のデザインのキーワードは、「五角形の平面充填」です。

多角形の平面充填といえば、三角形をはじめ、四角形はよく目にしますし、正六角形を充填したものはいわゆるハニカムです。では、五角形。合同な正五角形を並べても平面充填は行なえませんが、「正」の条件を外した「五角形の平面充填」はどうでしょうか。実は、今までに14パターンの充填の仕方がわかっていたのですが、15番目が、2015年に米ワシントン大学ボセル校の数学者らにより発見されました。(合同な)多角形で平面を充填するという一見シンプルな問題に、まだ未知の解があり得るというのは、奥深さを感じますね。

今回はこの15番目のパターンを用い、壁面の装飾を試みています。図形の平面充填の魅力とともに制作物を紹介できればと思います。

(2017-10-26)90x45mmの筋交い材を使って鋭意製作中です。部品種は役物を除けば十数種ですが、それぞれ留めの斜めカットが異なります。このような加工はやはりコンピュータ制御可能な工作機械の得意なところ、ということになるでしょうか。

平面充填パズル

皆さんの足元を見ると、おそらく床がタイルやフローリング、ブロックなどが充填されているはずです。このように平面をある形状を並べて充填することを平面充填といいますが、調べてみるとなかなか面白い問題で、そこには数学的ななるほど感とデザイン的な美しさが宿っています。上で紹介した「五軸工作機械によるパラメトリックな部品加工」では、対象とする倉庫壁面のデザインに五角形の平面充填を採用することを書きましたが、もう少し遊べるものを、ということで幾つかの平面充填パターンを用いパズルを作成することにしました。まずは、おなじみ(?)のペンローズ・タイルの変形パターンによる非周期な充填と、Kershner により1968年に示された6番目の五角形の周期的な充填パターンです。いかがでしょうか?


AR玉転がしゲーム

ARを用いた玉転がしゲームに挑戦できます。マーカをはった操作板を使って、バーチャルの玉を、バーチャルな障害物を避けなつつゴールを目指します。バーチャルなステージですので、現実にはなかなか難しいギミックが盛り込めます。ゲーム性をたくさん盛り込んだ迷宮を4年生が鋭意作成中です。お楽しみに!

(2017-10-31)制作中のステージはこのような感じです。小さいですが、白い球体や朱色のキューブは何かしらのギミックだと思われます。ここに玉が触れてしまうと爆発したりするとかしないとか…笑


多関節ロボットが描く枯山水

ロボットが描く枯山水風のインスタレーションです。幾何学的な図形が重なり、打ち消し合って残した砂の波が流れを感じさせます。下の静止画も十分美しいですが、ロボットによって刻一刻と絵が変化していく様子を是非生でご覧ください。



この他にも、腕型ロボットによる木造ドームや少し変わった正四面体型パズル模型の展示等、様々な企画が進行中です。詳細な内容の準備ができましたら、この記事にて追加報告いたします。