建築でコンピュータ、する?
2024年9月20日(金) 10:18 JST
20141030 更新
今年も平沢研究室は、11月1日(土)11:00〜16:00にオープンラボをおこないます。大学祭の期間中ですので、大学外部の方も自由にご覧になることができます。ぜひお越しください。 本日より展示内容の紹介を少しづつ更新していきます。今年は例年に比べてハードウェア側の展示が多くなっております。昨年のオープンラボの様子がこちらにありますので、参考にしてください。
なお本研究室は創造工学センターから引っ越して、工学部10号棟2階に移転しました。 そのため当日お越しになる方は、 こちらよりリンク先の地図を手がかりにいらしてください。
姫路城大天守をデジタルアーカイブ化するという研究で作成した姫路城大天守の南面、二層目から三層目にかけての模型です。姫路城に特徴的な、唐破風から反り屋根の雄大な曲線美のスケール模型化に挑みました。また、このアーカイブ化では、継手仕口といった納まりを如何に表現するか、というテーマをおいており、このスケール模型も継手仕口が再現されています。三次元プリンタを活用した精巧な模型をぜひ間近で御覧ください。
昨年も展示されご好評をいただいたテンセグリティプロジェクトが今年もパワーアップして展示されます。テンセグリティは下の写真のように、圧縮材のパイプと引張材のワイヤで構成されています。パイプは互いに接しておらず、ぴんと張ったワイヤで端点同士を結んであります。持ち上げてもほとんどたわまず、とても軽く、見た目も魅力的ですが、設計や施工がとても難しい構造です。 今年は昨年よりさらに大型の建築スケールのテンセグリティ屋根を展示いたします。もちろん昨年のテンセグリティ模型もございますので、ぜひ実際に触ったり、持ち上げたりして体感してみてください。
アームロボットを使用して、壁面パネルを制作しました。アームロボットとは、人間の腕の様な機構をしたロボットで、自由度の高い動きが可能です。これまでに、3Dプリンタを用いて模型等様々なモノを造形してきましたが、アームロボットを用いることで多種多様な材料や大きさ、加工法に対応することができ、さらにバラエティに富んだモノをつくることができます。
壁面パネルの制作では、このアームロボットにルーターを取り付け、平面のパネルにペンローズタイルパターンを彫り出しました。人間の手作業では作図の難しい複雑なパターンも、ロボットならではの正確な加工できれいに模様が彫られています。
「彼」には特技があります。それは人の顔を描くことです。あなたも描いてもらってはいかがでしょうか。
ただ、写真を一枚撮らせてください。彼にはあなたを見るための「目」がないのです。
あとは彼に任せてお茶でもしましょう。正確に、ひたすらに、あなたの顔を描いてくれます。
アームロボットがいかにあなたの顔を描くのか、ぜひ会場で御覧ください。
これまでのオープンラボでも紹介されてきたインテリアシミュレータが、今話題の4Kディスプレイ対応画質になって帰ってきました。4Kディスプレイ上での高画質を実現するために、モデル細部の作りこみ、シェーダー設定による質感の向上を目指しました。これまでのWebインテリアシミュレータとの違い比較していただくことができます。新しくなったインテリアシミュレータを体感しにいらしてください。
昨年のオープンラボでも話題だったヘッドマウントディスプレイを、今年は平沢研究室が自作しました。当日はこれを装着する体験コーナーを設置します。