建築でコンピュータ、する?
2025年1月20日(月) 05:15 JST
今年も中間課題としてシェルコンテストを行いました。どの作品も受講生の個性が出ていて盛り上がりました。去年のシェルコンテストの様子は こちらのページからどうぞ。
それぞれの作品の紹介を見るには「続きを読む」を押してください。
(以下、いずれの画像もクリックで拡大できます。)こちらは、四葉のクローバーをモデリングしました。支柱もきれいにモデリングしてあります。媒介変数の操作で葉の枚数を変えることもできます。またGDLスクリプトが非常に読みやすくきれいな書かれ方をしていました。
こちらの作品は、コイルを応用してより複雑なひとつなぎの環状形態をつくりました。チューブが複雑に絡み合い、三次元でのモデリング映えする作品でコンテストも盛り上げました。こちらもパラメトリックなデザインがされています。
こちらは折り紙のような折板構造をモチーフにした作品です。シェルというと曲面をイメージしがちですが、本作品はシャープな仕上がりとなっています。今後講習で取り扱うソリッド演算を用いて形状を作成しており、花のように見えてきれいな作品です。
こちらの作品もコイルを用いて、4つの螺旋が絡み合う様子をモデリングしました。ガラス質に合い、非常にきれいな出来栄えです。
最後に今年のシェルコンテストで優秀賞をとった作品です。
ワームホールをイメージして作成しました。二枚の平行な板に穴をあけ双曲線で結んでいます。一見するとそれほど難しそうに見えませんが、平面に円形の穴をあけて周りを埋めることをきれいに行っています。穴の位置と平面の関係をIF文を用いて制御しており、玄人好みのモデリングがなされていました。
また今年は優秀作品を3Dプリンターで出力しました。モデルでは平板に穴をあけて、双曲線面でつながれていますが、立体化に伴い直方体にワームホールが開けられたように変形させてあります。
今年は作品のエントリー数が昨年より少なかったのですが、それぞれに見どころのある作品が多く、受講生の試行錯誤が見て取れました。次に作品を公開する機会としてGDL運動会が7/11に開催されます。今回作りたいもの通りにモデリングできた人も、そうでない人もそこを目標にあと半分頑張っていきましょう。
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