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オープンラボ(2013秋)は終了しました

  • 2013年11月 5日(火) 14:06 JST
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2013年11月12日 更新
2013年11月5日 初稿

当日は足元の悪いなか、ご来場ありがとうございました。展示物の紹介については、準備ができたものから掲載いたします。

(続きは、下の「続きを読む」をクリックしてください。)

【ARによるテンセグリティ施工支援システム】

テンセグリティ構造は設計通りに施工することが非常に難しい構造体です。 これは、張力を負担するワイヤーの長さによって、その形状が大きく変わってしまうためです。 今回のオープンラボでは、拡張現実感(AR)技術を用いて、テンセグリティのユニットを正確に施工するためのシステムを紹介しました。 設計したモデル(仮想物)を実際に制作したモデル(実物)に重ね合わせ、そのズレを視覚的に確認します(青いキャップがついている方が実物となります)。 これを見ながら実物のワイヤー長を調整することで、ズレを小さくしていきます。 すべての頂点でターゲットマークが出れば、そのテンセグリティの形は設計したモデルとほぼ同じ形であるということを示してくれます。

(以下、いずれの画像も画像クリックで拡大できます。)


上の図で用いている2つのテンセグリティはまったく同じに見え人の眼では違いがわかりません。これらをAR支援システムで評価すると、ひとつめの図では2個の頂点が大きくズレていますが、ふたつめの図では全ての頂点がぴったりと重なりあっています。

ユニットの集合体として曲面を構成すると仮定すると、個々のユニットが正しく制作されていなければ全体の形が狙ったものにならないでしょうし、それ以上に、施工不能になってしまう可能性があります。施工支援システムを用いて正確なユニットを制作することで、複雑な曲面をもつようなテンセグリティ構造の制作が可能になるでしょう。 詳細はこちらの記事の2.4をご覧ください。



【デジタルアーカイブ研究 ~ 三次元プリンタの活用】

本研究室ではデジタルアーカイブに関する研究で、伝統木造建築の法華経時五重塔、2x4工法の住宅建築、ユニット工法住宅のセキスイハイムM1を対象に、部品雛形と三次元モデルの作成をおこなってきました。三次元CAD上で組上げた三次元モデルは、部品の接合部でモデルどうしが干渉していても見た目的には成立してしまいます。よってこれらの研究では、三次元モデルの整合性の検証を三次元プリンタを用いたスケール模型の作成によっておこなっています。


今回のオープンラボでは研究紹介のパネルと作成したスケール模型を展示しました。写真は2x4住宅とセキスイハイムM1の模型です。セキスイハイムM1は今年度の新しい研究テーマで、一般公開は今回が初となりました(企業向けには、10月25日に開催したArchi Future 2013で、丸紅情報システムさんのブースで展示していただきました)。これまでのデジタルアーカイブでは木造建築を対象としていたのに対し、セキスイハイムM1は材の厚さが非常に薄い鉄骨構造だったので、三次元プリンタでの造形の際にはちょっとした工夫が必要でした。デジタルアーカイブに関する研究の詳細については、伝統木造建築はこちらこちらの記事を、2x4工法はこちらをご覧ください。セキスイハイムM1の詳細記事についてはまた後日、掲載する予定です。お楽しみに。


【ペントミノにチャレンジ!(ARのヒントあり)】

ペントミノとは5つの立方体をつなげたできた12種類のピースからなるパズルです。ピースの組み合わせにより様々な形を作ることができ、あらかじめ動物や長方形、直方体など11種類のテーマを設定し、来場者の皆さんにチャレンジしていただきました。1つのテーマに対して多いもので数百、数千通りの正解パターンがありますが、短時間で完成させることはなかなか難しいようです。

今回のオープンラボではAR技術を用いて「次にどのピースをどこに置けばいいのか」というヒントを画面上に表示するシステムを体験していただきました。ARによりどのピースをどこに置けばよいか教示されるので、ヒントに沿って組み合わせていけば、目当てのテーマを難なく完成させることができます。



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