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2013年度第6回GDL講習会

  • 2013年6月17日(月) 12:44 JST
  • 投稿者:
    ゲストユーザ

第6回「ディテールのモデリング、立体トラス」

第6回GDL講習会では、第5回で作ったtrussrodを使って立体トラスのLIN_をロッドに置き換える方法について扱いました。


今回は新しく公開変数とCALLコマンドについて学びました。公開変数というのはスクリプト外部から値を設定できる変数のことを言います。CALLコマンドを使うとあらかじめ作っておいたGDL スクリプトをほかのスクリプトに呼び出すことができます。これらにより前回のtrussrodを公開変数に置き換えて、立体トラスにCALLで呼び出すことによりディテールのモデリングを行いました。



まず前回作ったtrussrodを開いて公開変数の設定を行います。 公開変数の追加はパラメーターの画面から行います。


新規ボタンから必要な変数を追加します。



公開変数を設定する際は、スクリプト内の対応する変数をコメントアウトもしくは消しておきます。

以上で作成したtrussrodを埋め込みライブラリに保存します。

次にCALLで立体トラスにtrussrodを呼び出します。
CALL文は「CALL "保存したスクリプト名" PAREMETERS 変数=○,・・・ 」というように記述します。今回は以下のように書きました。

 
CALL "trussrod" PARAMETERS sx = x[ i ], sy = y[ j ], sz = z[ i ][ j ],
fx = x[ i + 1 ], fy = y[ j ], fz = z[ i + 1 ][ j ]
 

これは上側トラスのx(w)方向に伸びる部材を表しています。立体トラスのスクリプトにおける対応するLIN_の部分をこちらに書き換えるとこのようになります。

同じ要領でLIN_すべてを書き換えるとこうなります。

今回の講習ではtrussrodの両端を細くしてジョイント部を表現したものにtrussrodを書き換えました。


これを先ほどのようにトラスにおいていき全ての座標にSPHEREをおくと最終的にこうなります。



以上でディテールの表現がされたトラスを作ることができました。

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