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2012年度第7回GDL講習会

  • 2012年6月12日(火) 22:56 JST
  • 投稿者:
    ゲストユーザ

第7回「GDLオブジェクトの図面上への呼び出し」

第7回の講習では、「GDLオブジェクトの図面上への呼び出し」について扱いました。

GDLで作成したオブジェクトをArchiCADの図面上に配置します。ArchiCADをインストールした際に 複数のオブジェクトファイルが既に保存されていますが、自分で作成したオブジェクトファイルを図面上に 配置することで、より自分の意図に近い建築設計を行うことができます。図面上に呼び出す手順はとても簡単です。

一、作成したオブジェクトを埋め込みライブラリに保存する。(プロジェクト内に埋め込み保存するので、作業を終える時には忘れずにArchiCADプロジェクトを保存しましょう)

二、ArchiCADのオブジェクトツールを選択し、オブジェクトのデフォルト設定において、埋め込みライブラリに保存されたオブジェクトを選択。


三、図面上をクリックしてオブジェクトを配置。

以上の手順で図面上にGDLオブジェクトが配置されます。しかし、この手順だけでは配置したオブジェクトに対して図面上で形状などに手を加えることができません。これらの手順を踏む前に、あらかじめGDLオブジェクトにいくつかスクリプトを加えておくと、図面上で形状を編集することができます。


HOTSPOT x , y , z

座標(x,y,z)の位置にホットスポットを設定します。オブジェクトの端点や中心に設置すると3D表示したオブジェクトにスナップする点ができるので重宝します。
3Dスクリプトに記述します。

HOTSPOT2 x , y

XY平面座標(x,y)の位置にホットスポットを設定します。2Dビューをした際に(x,y)の位置がスナップできるようになります。
2Dスクリプトに記述します。

PROJECT2 projection_code , angle , method

平面図や立面図にオブジェクトの三次元形状の投影を作成します。2D図面からオブジェクトの位置を把握するのがとても楽になります。 projection_code(投影のタイプ) , angle(ダイアログボックスの方位角設定) , method(選択された画像処理方式)となっていますが、その数値はGDLリファレンスガイドを参照して下さい。 講習会では、projection_code = 3(上面図) , angle = -90 , method = 2(陰線処理(分解法))の値を用いました。こちらのコードは2Dスクリプトに記述します。


パラメータの設定

3Dスクリプトや2Dスクリプトでもなく、パラメータのところに変数を定義することで、図面上に配置した個々のオブジェクトに対して、変数の値を変更することができます。 ここでポイントになるのが、個々のオブジェクトに対して変更ができる点です。同じオブジェクトを複数配置した際、それぞれのオブジェクトのパラメータを編集することで、同じ形状を保ちながらも異なる寸法をとる、といったことができるようになります。





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