関東大会に参加してきました。

8月の23日から25日に 日本建築学会(関東)の学術講演会に参加してきました。今年、当研究室からは4人が発表してきました。詳しくはこちらのリンクと梗概集を参照していただければと思いますが、簡単に発表内容を紹介します。

画像による問い合わせを行なうデータベースシステムに関する研究

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一般の画像検索では色やレイアウトからヒストグラムを作成し、これをもとに類似の画像を得ています。 この研究では画像検索システムがどの程度、建築に応用可能かの検証を行ないました。 現行のシステムを転用するだけでは、検索結果は"お決まりの構図"に左右されやすく、検索システムに改良を加える必要がありそうです(写真のサヴォア邸が好例でしょう)。ある日ふと撮った建築写真。その時知らなかった建築、その名前を検索することができたら、とても便利ですよね。

 

アルゴリズミック・デザインの実践と考察

2枚目

これまで当研究室ではいくつかアルゴリズミック・デザインによる設計を 行なう中で、建築設計のコンセプトを、どうやってアルゴリズムとして記述できるかについて考えてきました。 アルゴリズミック・デザインの多くは、建築家とプログラマが協働し行なわれると思いますが、 その際にお互いにどのような認識のもと設計に臨むべきなのか考察しました。

 

拡張現実感と模型を用いた建築設計用ツールの開発

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こちらは、ARの建築設計用ツールとしての利用法の提案を行ないました。 ARと合わせて形状データを用いることで、 模型と重畳されるモデル(建物や車)との前後関係の判定や、重畳モデルが模型に落とす影の表現を可能にしています。 ARのリアリティを向上するためのこういった基礎的な技術をもとにし、VRによる表現と模型による表現の特徴を合わせもつ中間的な表現手法の提案を行ないました。

 

BIMとコンピュータビジョンによる写真管理に関する研究

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工事写真の撮影情報データベースを構築し、三次元CADと連携させることで、工事写真を効率的に管理・活用する手法についての発表です。ここでいう撮影情報とは、写真の撮影位置・方向を指しています。一般に写真の撮影位置はGPSによってとることが多いですが、この研究では、ARで用いられるマーカを利用し、工事写真を基準点として配置したマーカが含まれるように撮影することでカメラの位置や姿勢を計算しています。工事写真の撮影位置、視野を示す視錐台(Field Of View)モデル(図左)を三次元モデル上にプロット(図右)し、撮影時の視点を三次元モデル上で再現するアドオンや、視錐台モデルの形状と図面上のオブジェクトの当たり判定を行うことによるあるオブジェクトの写る写真を検索するアドオンなどの実装を行いました。


HLAB
http://www.hlab-arch.jp/article.php/2011091516461965